再開局から10年以上たちますが、当時から欲しかったの無線機がTS-2000SX。当時はお金が無くて買えなかった。
製造中止から随分経過するので当然販売はしていないから時々ヤフオクをチェックしていました。たまに出てきても、あんまり良い状態では無いものに手が出ない値段だったり、その頃にどうしても欲しい最新機種が欲しい状況だったりで、ヤフオクでも購入する機会が無いままでした。
最近の「レコメンド」っていうお勧めシステムが優秀になったためか、Yahooニュースを見ていたら広告欄にTS-2000SXのオークション情報が出現。
詳細を見ると10万を切る価格になっていて、後2日で終了となっていた。しかし注目すべき点は即決価格の設定がされていたこと。
決断さえすれば落札できる!が、その夜はそのままノートPCの蓋を閉じた。
明くる朝、やっぱり気になるので見てみたら昨夜のままの状態。少し考えたところで即決価格で落札しちゃった。
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到着したのがちょうど休日だったので、まずは動作確認を兼ねて、パワー計測&消費電流計測&安定化電源とバッテリーで出力に差があるか確認。
無線機にはダミーロードを繋いで、まずは安定化電源から計測を始めるとHFが70W・・・なんか低いなぁ〜〜と思ったが、あとで50Wに落とすつもりなのでよしとした。
ダミーロードに繋いでいるとはいえ少しは電波が出ていると思って、設置していたIC-9700で同じ周波数に合わせ、TS-2000SXのCW信号をオートチューンしてみた。
100Hzズレてる。が1200で100ヘルツならまぁまぁの所だろう。
ちなみにIC-9700は10MHzの外部発信器により常時校正しているので、ほぼ正確と思っている。
430だと30Hzの差!上出来。
次はバッテリーで動かした時のパワーと消費電流を測る。
あれれ・・・HFで90Wでてる。なんでバッテリーの方が性能が良い?
安定化電源もかなり古い物なのでそろそろダメかも・・・とこの時は思っていた。
比較結果はこうなりました。
バッテリーの勝ち!
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次の休日、50Wにパワーダウンさせる改造です。
取説をよく読んで・・・蓋を開けてチップ抵抗を外すだけ。
図を見ると簡単そう。
実際に該当の場所を見るとちっちゃい!!
これ外せるんか????
ちょうどいいハンダごてを2本持っていたので、両端を挟んでぐいぐいやると
外れた。
指先に付けてみると、こんなにちっちゃい。
元に戻すことは無いと思うけど、マステに挟んでパネルの裏側に貼り付けときました。
蓋を閉めるときバックアップ電池が目にとまり、部屋に在庫があったのでついでに交換しておく。
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50Wにパワーダウンした状態での計測です。
少し不安ながら電源を入れてみると、無事に起動しました!
バックアップ電池を抜いたので、前回調べてた周波数などは全部忘れられたようです。
今回の計測前に安定化電源からでていた電圧を測ってみると、12Vちょっとしか出てなかった・・・orz.
前回計測時、バッテリーにパワー負けしたのは電圧のせいか・・・調整しようとしたが調整用のボリュームが調子が悪く、ちょうど良い電圧に設定できない上に電圧が安定せず、繋いでいた無線機も電源が落ちてしまった。
だいたいの所でなんとか固定して、少し放置すると電圧も安定したので計測再開。
無事に計測終わりました。
ご覧の通り、電圧がほぼ同じなら出力や消費電流もほぼ同じでした。(当然!?)
あとは、保証認定を受けて申請を出すだけなんだけど、色々と面倒くさいなぁ〜
それでもちゃんとやっとかないとね。
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今回計測に使用した DIAMOND のSX-1100と言う計測器は、HF〜1200まで計測できて便利。
しかし、HFとそれ以上のバンドを測るときにアンテナを繋ぎ替えたり、スイッチを切り替えたりが面倒くさい。
そのたび取説を見て確認するのが大変だったので、裏側にラベルを張ってみた。
メーカーもこの程度のラベルを貼ってくれたら良いのになぁ。
おしい所です。
さてさて、このリグで移動運用するには、まだ超えるべきハードルが残っています。
移動用の外部チューナーをicom用のものを買ったので、Kenwoodで動かすための変換装置が必要です。
PCでリグコントロールする設定も必要ですね。
自宅の安定化電源も交換しなくちゃ・・・
色々と物いりです。