コンテスト用にと随分前にナガラの14/21/28の3バンドV型ダイポール TV-1020を購入し調整まで完了していました。
移動用にとも思っていたけど、やはり固定用に上げたいが屋根の上に上げるのははなからだめで、庭に設置するには屋根馬を置いてポールで伸ばす作戦しかないと考えていました。
置き場所やロングワイヤーの干渉の問題もあり構想が浮かぶまで随分かかりました。
場所を決めても屋根馬を購入しようとすると結構なお値段なので躊躇してたけど、そういや某クラブのシャック横に不要品の屋根馬があった事を思い出し聞いてみました。
やはり残っていたようでいただけることになりましたが、自分の車には乗らないと思うので分解できるかどうか聞かなきゃと思っていたところ、たまたまJARL香川県支部の役員会の帰りに自宅まで持ってきていただきました。
それから、設置方法について色々と妄想したり材料を手配したりで2週間ほどかかってしまった。
屋根馬の足を擁壁側で固定、片方は「飛び石」を滑り台の重りにしていた物が2個あったのでそれを使って水平を取りつつ固定します。しかし、石に穴を空けるのが大変で、振動ドリルのビットを3本使ってなんとか4個の穴を空けられました。
翌週・・・
材料はモノタロウで購入したけど一個一個袋に入っているので出すのも面倒、これだけで随分時間がかかってしまった。
擁壁にフックで引っかけようとフックは近くのホームセンターで購入したけど、数が足りないので代用品で我慢。以前アンテナ設営の手伝いでの経験を活かしてワイヤーの準備をしますが慣れない作業でなかなか捗らず。長さの調整も難しく長すぎたので短くしたら今度は短すぎたり・・・もったいないけどカラビナで少し延長したりでなんとか1本目のステーを張れました。
翌日もう1本張り、下段の設置が完了したので上部のパーツを四苦八苦しながらなんとか接続したところで、この週の作業は終了です。
翌週は上部パーツからステーを張る作業です。だいぶ慣れてきたこともあって順調に進みます。長さ調整もうまくできるようになり無事にステー張りも完了です。
ここで残念な事が発覚!3mmの30m巻きワイヤーを3個買っていたのに、2個余らせてしまった。見積りが甘過ぎですね、私は距離や長さの感覚がおかしく「長さ音痴」の様な気がします。
そしてまた翌週、今度はポールを差し込み作業です。マストローテータを仮止めしポールを差し込むのですが、これまた四苦八苦・・・やっとの思いで差し込んで上下のローテーターのボルトを調整しながら垂直を出しました。
翌日、玄関前に引っ張っていた長い同軸ケーブルを裏庭に引き直す作業をし、ロングワイヤーを少し北側に寄せるため準備していたポールに繋ぐ作業をしてこの週は終了です。
そして次の週、まずバランを設置しますが、ここでいよいよ両手が使えないと作業できなくなり、恐る恐る命綱に体重をかけて両手を使えるようにします。この日は春一番が吹いて風も強く恐怖体験でした。バランはなんとか接続できいよいよエレメントです。
地上で組んだ後持ち上げて「へ」の字状になっているのをひっくり返して「V」にしてポールに差し込まねばなりません。しかしどうやってもひっくり返せずいったん下ろしてエレメントをバラしました。
まず、V型の器具をポールに設置してからエレメントを繋ぐのですが、片手でエレメントの端を手で持って固定することは私の腕力・握力ではむりでした。
しかしたまたま横にあった2Fのベランダの手すりにエレメントの先端を置いてそのすきにビスを仮止めすることでなんとか接続出来ました。
ここで、ひとまず致命的な接続ミスとかがないかアナライザーで確認すると良い感じです。
ポールを伸ばしてボルトで止めること2段分おこない、エレメント付近から伸ばした3本のロープをフェンスなどに固定していよいよ完成です。
片側のエレメントが屋根に近いけどまぁ大丈夫でしょう。アナライザーで確認してみるととても良い感じでした。
ちょうど14MHzでCQが出ていたので、今までのロングワイヤーを聞き比べしてみるとSメータで2〜3位強く入感しました。
翌日、日曜の朝にリバースビーコンを使って、こっちからの送信電波の強さを確認するとdb表示が2倍程度強くなっていました。
これだけ効果が出たら設置した甲斐があるってものです。
4月になったらJIDXコンテストやALL JAコンテストで実際に運用してみたいです。
V−DP設置(まとめ)
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