随分前から計画されていた、144/430の2バンドGPアンテナ製作会に行ってきました。
高松オリーブハムクラブ主催で、会員は費用0円。って会員以外の参加者はなかったんですけどね。
部品はこれだけ+アルミのパイプです。
アルミパイプのねじ切りや、基板に取り付けたMJコネクタは加工済み。
製作会はいきなり始まり、パイプとアルミパイプをボンドで接着するところから。
ボンドが乾くまでに時間がかかるため先にやっつけます。(写真無し)
その後、上の写真で右端の基板にコイルを装着するんですが、これが難しい。
黒いパイプの中を通さないといけないが、規定のサイズになるようにはめないと、ほとんど余裕がないので、出し入れできなくなります。
「何度も出し入れして調整しますから」と脅される。どうしてもダメだったらと講師の先生が予め用意していたパーツが目の前に転がっているが、そこはプライドもありなんとか頑張ってはめ込みました。
しかし、メンバーの中で一番キツキツでした。
〜理論〜
私含め、参加者が四苦八苦しているときに、講師の先生が設計時に使ったシミュレーション結果を見せてくれました。
説明はしてくれるのですが、原理は分かってもこれを実際の回路に起こすのは、素人には無理な相談です。
〜調整〜
開始から90分ほど経過すると、早い人は組み立てが完了し調整に入ります。
講師の先生が調整してくれるのですが、SIMさんだけは自分で調整に挑戦していました。
現在1エリアでお住まいなので、向こうでも自分が納得いくまで調整するそうです。
しかし、調整はなかなか難しい。コイルとコンデンサの接続がうまくできていなかったり、コイルの間隔を調整したりで、調整にも90分位はかかるようでした。
傍目に見ていて「こりゃ厄介だなぁ〜調整せずに使おうかなぁ」と悪い考えが浮かびます。
そしていよいよ私の番。ところがなんと!1発でOKが出てしまった。願えば叶う?想いは通じる?
IC-705を持ってきていたので、早速繋いで見る。144も430もCWモードの所(144.048/430.048)が一番いい感じ。今回参加したメンバー全員がそんな感じだったので、喜んでいました。
それもそのはず、今回参加したメンバー全員CWが好きなメンバーでしたから。
市販のGPだと、呼び出し周波数に合わせてあるようで、CWモードの所だとSWRが少し高いんですよね。
〜感想〜
当初、組立に15分、調整が難しい・・・とは聞いていたけど、組立に90分、調整も90分位でした。
うまくできたら、JARL香川県支部の「製作技術講習会」のネタとして提案する予定でした。今回の状況では無理っぽいことが判明したので、結果を県支部長に報告しました。
今回はVNAの正しいキャリブレーションのしかたや、調整するときSWRを見ちゃダメ!とか、ピンポイントのアドバイスはありましたが、時間の関係で詳しい説明が受けられなかったのは少し残念でした。
クラブメンバーが増え、希望者が数人集まれば、また製作会を実施するかもしれません。
材料は10個分有ったはずなんで。そう言うわけでメンバー募集中です。
〜打ち上げ〜
この日は1エリアからから帰省してきたSIMさんも参加していたので、打ち上げと称して近所の焼き鳥屋さんで打ち上げしました。
講師の先生と、クラブの会長さんは残念ながら不参加でした。お盆ですからしょうがないですね。
たらふく食べたその後で〆の鶏そばも絶品!
〜後日談〜
実際に運用テストのため移動運用をしてきました。(後日記事にします)
撤収する際、同軸コネクタを外そうとすると、アンテナ側のコネクタが回ってしまい素手では外せなくなりました。そこで、ロックタイトを使ってコネクタとアルミパイプ固定させました。
それにしても、製作会ができる無線クラブってなかなか無いですよね?
有り難いことです。講師の先生に感謝です。参加したメンバーにも感謝。
ありがとうございました。
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