精神的な健康には「畏敬の念」を持つのは良いことらしい。大自然に触れるのが良いらしいけど、芸術に触れるのも良いそうだ。
手近な「高松市美術館」に行ってみた。美術館通りは何度も通るんだけど、肝心の美術館には行ったことが無かった。
たまたま発車しかけたバスに乗ったら、開館時間(9:30)には少々早く到着。ガードマン風の男性が入り口を開けていたので「入って良いですか?」と聞くと「良いけど、奥のシャッターから向こうへは入れませんよ」との返事。中には椅子もなかったので少しウロウロすることにした。
「後で来ます」と言うと「是非お越し下さい!」とにこやかに言われるんで、嬉しくなってしまった。
少し歩くと「宮脇書店」があったので迷わず闖入・・・いや、入店。
入って本を眺めていたけど、新刊はビニールを巻いて読めないものもあったが、amazonでオススメされて気になっていた本をパラパラと眺めていた。それなりのお値段なので買うにはいたらず。
時間が来たのでいざ美術館へ。入り口はなんとなくかっこいい感じ。
大きなたれ幕がかかっていた「上田薫展」は1,200円で、初心者にはちょっと躊躇してしまうお値段。しかたなく常設展を200円払って見ることにした。
中に入って最初に見た「砂の聖書」という展示物がおぉ!って感じで、いきなりビックリした。
写真を撮ろうかと思って、あたりを見回しても「撮影禁止」とは書いてなかったが、数歩下がって入り口横の注意書きには、色んなマークに禁止の表示があり、撮影もNGだった。
この作品は、常には『西宮市大谷記念美術館』にあるそうで、そちらのサイトから写真を拝借。
データベース化されており、ここから見ることができ、拡大すると詳しく見ることができます。
他には、黒い絵の具で描いていて、ぱっと見ただけでは、何を書いているのか分からない絵があった。戦時中のサイパンの様子を描いた絵だったが、GHQの目を欺くために、わざと見にくく書いてあると説明書きがあった。
漆器の展示室へも行ってみた。作者の説明を見ていると「あれ?この人さっきの人の弟子や」とか「これさっきの人の息子や!あ、この人は孫やん!」と、発見した気分になって喜んでいたら、そもそもそう言うテーマの展示だった・・・アホや。
そんなこんなで、200円で十分楽しめた。今度余裕があるときには特別展も見ても良いかなと思ったりして。
とりあえずは常設展の内容が変わったらまた行こうと思う。その頃は涼しくなっているだろうから、自転車にのって見に行こう。スポーツの秋!芸術の秋!
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